昨年、電子ペーパーのAndroidタブレットであるBOOXを購入したのだが、正直ちょっと失敗したなーと思った。買わなくて買った物として紹介したい。
そもそもなんでこの端末を買ったのかというと、わたしが使っているkindleがストレージ8GBくらいしかないやつで、漫画を大量に入れられないというのがまずあった。あとDMM booksやジャンププラスなど他の電子書籍アプリも電子ペーパーで読みたいという理由もあった。
kindleより性能がよいわけではない
言わずもがな、kindleの競合製品であるわけだが、kindleより性能が良いわけではない。解像度は同じくらいだし、ページめくりも同じくらいだ。まあそれはわかって買ったわけだが。
アプリが電子ペーパー対応していない
BOOXは電子ペーパーを搭載したAndroid端末となっているため、アプリは通常のAndroidアプリを使用する。そのため、電子ペーパーの特性にそぐわない挙動が発生し、ストレスになる。具体的にはなめらかなページめくりアニメーションなどは電子ペーパーと相性がめちゃくちゃわるい。BOOX側でフレームスキップ的な機能があり、こういった振る舞いをある程度は抑制できるが、まあそれでも限界はある。 このあたり、ハードウェアに合わせてアプリを開発できるkindleは強い。
また、kindleであれば漫画のようなフィックス型と小説のようなリフロー型で、ページのリフレッシュレートを変えてくれるが、BOOXのAndroid kindleアプリではそのような細かい設定ができない。なぜならばAndroid kindleアプリは電子ペーパーを想定していないから。
アプリが落ちる
これはわりと致命的で、BOOXでkindleアプリを使っているとアプリが落ちることが度々あった。原因はわからない。とにかく本を読んでいるときにアプリが落ちるというのは最悪の体験で、それだけで使う気が失せる。
壊れた
記事冒頭の画像の通り、電子ペーパーが壊れて使えなくなってしまった。専用カバーもついてきたのだが、重かったので裸のまま鞄に放り込んでいたらこうなっていた。kindleも同じ条件で使っているが、ディスプレイ部分が壊れたことはない。
まとめ:kindleでいいや
主にkindleストアで電子書籍を買っているので、kindleデバイスを使えばいいやという結論になった。