「よふかしのうた」を読み直しているが、癖の塊みたいな漫画だな。「だがしかし」の時もそうだったけど、よくこんなブッ刺さるキャラをポンポン作れるよな、天才じゃん。癖はともかくとして、夜の散歩云々の件は、私も中学生の頃に夜中や早朝にこっそり散歩していたのでめっちゃわかるって感じだ。明け方に近くのコンビニに行って小遣いでカロリーメイトを買って食うというのが大好きだった。日曜の夜は心が不安定になる。仕事が嫌だからだ。寝て起きたら仕事かと思うとうんざりするし、かといって何をするでもなくだらだらと時間を浪費する。大人なのでいっそどこかに飲みにいくかという思いもよぎるが、日曜の深夜にはあまり店もやっていない。「よふかしのうた」にも、大人で普通にフルタイムで働いている清澄白川というキャラが出てきて、まあ色々あって仕事はクソだし行きたくないけど大人なので行くよ、となる話がある。まあそうだよなと思う。子供の頃、夜というのは未知の世界で、大人の世界で、そこで活動すること自体がワクワクすることだった。しかしいつからか、夜は狂気的なものの象徴となった。夜は、考えなくてもいいことを考えてしまう。うまく眠ることができず、クソみたいなコンテンツで脳を騙す、やっと眠りに落ちて、夜から解放される。かといって翌日も仕事に行かなければならない。自責と諦念の狭間で眠っている。朝の方が良い。明日を受け入れられなくて夜更かしして寝坊するよりは、さっさと眠って早起きして美味しい朝食でも食べた方が百倍良い。家の近くにビオトープがある。川と森がある。そこでお弁当を食べたりすることはとても良いなと思いながら、実行できていない。明日の朝は早起きして、コンビニでサンドイッチを買って、ビオトープに行こう。