アマゾンがやっている書籍の音声コンテンツサービスであるオーディブルのCMをこの間見た。オーディブルなら隙間時間にスキルアップができる! 的なことを言っており、あまりにも「モモ」の時間泥棒すぎて面白かった。隙間時間、効率化、そういったものが魔法の如く唱えられている。それは無から何かを生み出そうとしている。私生活は忙しすぎてもう何も削る時間がない、しかし一つ一つの行動を効率化すれば、そして通勤時間などの何もしていない時間を活用すればもっと時間を作ることができる。実際にそれはある程度真実だろうし、私もトイレに電子書籍端末を置くなどしているし、それは一定の効果がある。しかしそうやって隙間時間でできるもことは所詮、隙間時間であり、例えば簡単な小説を読むことはできるが、ある程度以上難しい本を読むことはできなくて困っている。働いていると本が読めないということを書いた本がヒットしているが、確かにその通りで、いや厳密には本を読めるのだが、ちゃんと読むことができない。しっかりと読みたい本を腰を据えて読んで、ノートにまとめるといったことは全くできない。アマゾンでセールしている、これで人生がうまくいく!みたいな、クソみたいな本は無限に読める、だからなんだっていうんだ。クソすぎる、本を読むために仕事を辞めたい。
隙間時間の有効活用
6月 28, 2024