電話が嫌いすぎて電話をする用事を後回しにしてしまう、何なら一ヶ月くらい後回しにする、そして事態が悪化して後悔する。
電話に限らず何となく億劫なタスクを後回しにしがちである。後回しにしたからといって何も解決せず、後回ししたからといって忘れられるわけでもなく、あれやらなきゃなー、明日でいいかなーと考え続けている。精神衛生上良くない。
最近気づいたのだけど、後回しタスクはリストに書き出すと取りかかりやすい。まず細々としたタスクを書き出して、比較的心理的負荷が低いものを一番上に書く。そして後回しにしがちなタスクを2番目以降に書く。そして上からこなしてくぞと気合を入れて、まず一番上のタスクを片付ける、そしてその勢いで2番目のタスクをこなす、つまり電話をかける。このやり方でわたしは今日も、期日の1日後に電話をかけることができた。
多分だけど、タスクは書き出すことで実体を持つのではないか。つまり自分の頭の中でぼんやりと、あれやらなきゃなーと思っている状態、実態のないタスクは後回しにしやすい。しかしリストに書き出されて実態を持つと後回しにしにくい、掴んで取り回せるものなので、掴んだ拍子に片付けるかとなる。そんな感じがする。
タスクリストは、やるべきことを明確にしてくれて、とても良いものだが、タスクリストを長い時間保持すると、タスクリストそのものが負担になるという現象が知られている。長く放置されたタスクリストを開くと、やらなきゃいけないけどやれてないタスクが山のようにあり、責められている気持ちになる。次第にタスクリストに触りたくなくなり、その存在が不安となる。だからタスクリストは用が済んだら潔く捨てる。全部終わってなくても捨てる。